ネットネット大作戦を拝聴。

で政治ネタに感化されたので、政治について

まず、国債から。
誰でもわかるように言うと、自分の運営する会社が30億円の借金があるとしよう。
(もちろんこんな会社は倒産してるに違いないが)
で自分の会社の収入が3000万円で、支出が4000万円で毎年-1000万円の赤字である。
で、もっと収入を増やしたいからって、2000万円もする機械を買って
増えるかもわからない収入増を期待する
って亀井さんとか藤井さんとか高村さんは言ってる訳です。


無茶苦茶な話ですよね。
まず借金返してから言えと。
身の丈にあった金の出入りをしろと言いたい。


ただし、ちょっとニュアンス違うのが高村さん。
「どうせ金を使うなら、将来必要になる老人ホームを
土地の値段や建設費が不況で悪いうちに立てといたほうが、後々得なんだよ!」
ていうのが高村さんのちょっと良い所。


あとはみんなほとんど同じ論点
「小泉!早く景気回復させろ!」
「景気が良くならないのは小泉のせいだ!責任をとれ!」
こればっかりです。結局内容のない政策。実現性がどれも薄い。
”亀井さんの高速道路を深夜無料にする”
なんか特に現実性がないし効果がないと思う。


個人的には、自由党の小沢さんが言うように
「小さな政府」が理想なんだと思う。
「身の丈にあった経済や政治を」


そして今、より目指すべきことは
借金の多き日本こそ「小さな経済」だと思う。
自民党の総裁選挙の候補者は
「デフレ(物が安くなる→給料が安くなる)は悪」のような扱いだが
実はこれはいい影響を示すのではないかと思っている。


小泉さんの「構造改革」とは何かを自分なりに分析すると
「デフレを我慢してくれ(給料が落ちるのを我慢してくれ、なんとか物価も下げるから)」といっているんですね。
これが「痛み」なわけです。(ローンを組んでいる人には最悪です。)


日本は世界の中でも以上なほどの人件費(給料)の高い国です。
おかげで物価も、貯金も右肩上がりで戦後50年きました。
ぎりぎりいっぱいいっぱいの家計をやりくりをして
家をローンを組んで手に入れ、車を買い、家電を取り揃えてきたわけですね。


ここで重要なのが、「やりくりする中でも、日本人は豊かすぎる」のです。
ボクにも言い当てはまるのですが、
別に海外旅行しなくても生きていけるし、自宅のある人などは
コンビ二で一日数時間バイトすれば喰うのに困らない生活ができるはずです。


「日本人は金を持ちすぎなのに将来が心配で金を使わない」
そこに「経済が低迷する要因」があるのではないでしょうか?
つまり「特に欲しいものなんてない」「家にあるもので別に生活に困らない」
「無駄遣いはしない」傾向が強まっています。
(「ブランドブーム」や「高級志向」など違う傾向もあることはありますが
経済全体を見て「個人消費」は減っていると見れます。)


消費を刺激するには「物価が安くなること」がベストです。
給料は月10万だけどマンションが300万だと、マンションはバカ売れするでしょう。多分。
「物が収入に対してもっと安くなれば消費マインドは増える」と思うのです。
これこそが1400兆円といわれる個人資産の刺激策ではないでしょうか?
でも実際は、これは”極論・奇論の類”なんですよね。


何にせよ今言えることは「経済政策よりも構造改革が優先」
言い換えれば「日本を20〜30年前にリセットする」
ことがこの時代のベストな政策ではないでしょうか?