阪神大震災から10年。

あの頃を思い出すとぞっとする。
僕の家は家の中の家具とかモノがぐちゃぐちゃになった以外
家屋に被害が少なかった。
それでも、家の前の電線が切れて地面に落ちていたことを鮮明に覚えている。
停電にはならなかったので、すぐにテレビを付けると
あのビルの倒壊現場や阪神高速が落下している凄まじい惨状を目にし
自然の力の大きさを実感した。
小学生であったボクは、寒さでガタガタ震え、毛布にくるまっていた。
親戚の安否の確認に両親は、近くの親戚の家に走っていた。
何が起こったか最初は判らなかった。
確か火曜日だったのだが「学校に行くこと」すら頭になかった。
呆然とテレビを見るしかなかった。
あのころから色々と世界は変わったと思う。
自分も変わったと思う。だけど、いくら自分が変わっても
僕はあの出来事を一生忘れないでおこう。