第1回・郵政民営化とは何なのか。

選挙も近づいてきたことなので考えてみることにした。

肥大化した簡保郵貯の資金を市場に流す。

郵貯簡保の資金総額は約350兆円にものぼる。
郵政民営化とはこの資金を市場に投入することだ。
そして現在、国の財源はこの資金によって運転されている。
わけのわからん道路や意味不明な公務員の給料にこの資金が当てられている。
これを元から断ち切るという意味がある。
アメリカはこの資金を狙っているのは確かである。
日銀の量的緩和策で金余り状態であるが
大量資金の市場流入が日本経済に与える影響は大きい。
円安(円の価値が薄れる)につながるだろうし
新会社が外資系ファンドに運用させるということもありうることであろう。
そもそも多くの郵貯簡保の資産が国債になってしまっている。
つまり国債の価値が暴落すれば、運用失敗ということで
自分の資産がちゃんと返ってくるとは限らない。
国のサイフとしての郵政なのである。しかもほとんどは不良債権化しています。
現存の国民の資産である資金を海外に分散させ
国が倒れた際のリスクを避けるいうことが悪であると言うことはできないと思います。

郵便局ネットワークが崩壊することがなぜいけないのか。

ネットワークサービスは本当に維持する必要があるでしょうか。
利便性が低下するというのですが、本当に利便性が高いのでしょうか。
「窓口業務として本当に人間を置く必要」があるのでしょうか。
「口座を開くのにお金が必要になる」というのですが
ネットバンク系・証券会社系でもコンビニATM手数料が無料という
口座は数多くあります。
金融ビックバンで金融に参入する企業は銀行だけではありません。
銀行だけを目にすれば出金に手数料をかける銀行は多いですが
さまざまな金融サービスが展開されている現在においては
消費者に選択肢があってこそいいのではないでしょうか。


つづきはまた次回に