久しぶりのライトノベル

ここんとこ忙しくて電車内で読むぐらいしかできなかったし。

で、壁井ユカコ 著 「鳥籠荘の今日も眠たい住民たち(1)」を読んだ。
あー壁井節炸裂だなぁ。と思う作品。
退廃的で感情的で傷を負っている人々の生き様を描くのが
この作家さんは好きなんじゃないかなぁ。
短編みたいにストーリーが区切られているのでキャラクターが生きてる。
「キーリ」シリーズと似た感じかな。
基本的には主人公の衛藤キズナと浅井有生の描写中心だし。
(「キーリ」シリーズはキーリの描写とハーヴェイの描写中心だし)

一巻目はサブキャラである「ジョナサン」や「ゴスロリ少女とネコの着ぐるみさん」の話が
評判いいんじゃないかなぁ。少女漫画風味で。
ぐるぐる回って最初に戻るみたいなオチになりそうな気が。
読みやすくていい作品だと思います。