参議院選挙に行きませんでした。

結構、毎回選挙に行くのですが、今回の参議院選挙、ボクは行きませんでした。
争点が「年金」とされていたからです。
本来、年金問題は「自民党の責任」ではなく、
「歴代の政治家達」と「行政、特に社会保険庁」の責任でしょう。
これを争点とすることに問題があると個人的に思っています。
はっきり言って、最近の選挙戦は「ネガティブキャンペーン」や「イメージ戦略」が主で
争点となるしっかりとした「政策」で有権者は選んでいないでしょう。
・・・というかどうして有権者は主義主張を聞かずに選べるのか?と思います。
国政選挙でマニュフェストも読まないまではまだしも
(読めれば一番いいのだが・・・アメリカではマニュフェストは本屋でお金を出して買うらしい。)
何を根拠に選べたのか聞いてみたい。非常に選挙民は感情的だということだ。
街頭インタビューで「安倍政権にはお灸を据えなければならない」と言っている人がいたが
何が悪かったんでしょうかねぇ・・・この10ヶ月で政策的ミスがあったんでしょうか。
強行採決を連発したことを責めるならまだしも。
人気取りの選挙やイメージ先行の選挙に意味があるんでしょうか。
それで政治家の質が上がればいいいんですが、期待するほうが無理でしょう。
有権者はバカなのか、政治家が有権者をバカにしているのかボクには判りませんが
全体的に今回の選挙、レベルの低い話だと思いました。
YesかNoかの二者択一なんて国政の意思決定である選挙にふさわしくないでしょう。
こんな状態で2大政党制になっていいんでしょうか?
政治家のレベルも低ければ、有権者のレベルも低い。
これじゃ、スキャンダルや事件ごとにコロコロ政権交代が起りえるでしょう。
不安定な政治と付き合っていかなければならないかもしれない。
だから、ボクは時間はあったけど、選挙に参加したくなかったのです。