プレゼンテーション能力は才能か?

ボクは学会発表などのプレゼンを聞いたり、自分がプレゼンをしたりするのが好きだ。
上手いなと思うプレゼンがある。アメリカの著名人のプレゼンだ。
最近では、共和党オバマ氏やアップル社のジョブズCEOだと思う。
彼らは聴衆を引きつけるテクニックを使っているのだろう。
実際、スライドのあるプレゼンだろうが、スライドのない演説であろうが、
これらの人は話の引き込み方が抜群に上手い。
ボクはあまり英語は聞くほうも喋る方も全然上手くはないのだが
上手いプレゼンターの英語でのプレゼンは内容が理解できるのだ。


逆に、何回プレゼンをさせても上手くならない人もいる。
同じスライドを用いて発表してもらうと愕然とする。絶望的だと感じる。
ここまで違うかと言うほど違う。これは才能なのかもしれないなと思う。
プレゼンは時間が限られる場合がほとんどなので話したいことを取捨選択しなければならない。
また、話したいことを漏れなく話さなければならない。
その辺のバランスを考慮して、事前説明を聞いてスライド作成していても
プレゼン下手な人は見事に期待を打ち砕いてくれる。
ほとんどの場合はもの凄く緊張するからだと思うんですけどね・・・
まあたまに学生でも英語でプレゼンをしているのを見る。が、正直見ていてあまりに貧弱だ。
何を言いたいのか?さっぱりわからんって言う感じ。
「同じ内容を日本語プレゼンでした方が上手いんじゃね?」という程度でした。
非常に残念だなぁ・・・もう少し練りこめばいいプレゼンできるのではと思ったりする。


プレゼン上手な人はどうだろうか。上手いプレゼンは論理立っている。だからわかりやすい。
プレゼンの内容として、「閉じた論理」と「開いた論理」という2種に分類してみる。
「閉じた論理」とは、学会発表などで行われる綺麗な体の発表である。
導入・理論・展開・結論といった構成である。構成として閉じているのだ。
もう一方の「開いた論理」とは、商品発表などで行われる観客を意識した体の発表である。
別にこれはどういうプレゼン内容でも良い。実際に商品発表で結論は言わない。
さあどうだ!いいだろ!どう思うよ?と出来れば万事オーケーだろう。
端的に言えば質問が出たり、興味を持ってもらえればいいのだ。


実際プレゼンを行うだけなら論理的能力は必要としないと思う。
嘘八百を並べ立てても「お話」は成り立つと思う。
ちなみにボクはプレゼンでウソをつくつもりは全くないのですがね・・・。
そのへんのノウハウを沢山集めれたと思う。大学院に行って勉強したことの一つである。