IT=InterneTなのか?

世の中のIT産業を考えてみると、ITとはInternetを使ったサービス提供する業種みたいな感じになっている。
それはそれでいいと思うのだが、その根本にあるIT=情報技術を理解する人は少ない気がする。


ITの本質は「知識の創造」であろうと私は思う。
インターネットは単なるインフラに過ぎず、クラウドコンピューティングなどは戯言に過ぎない。
そもそも、「知識」とは何か。ある場面に役に立つ「情報」である。
さらに「情報」とは、「データと規則」である。
そして、データ→情報。情報+問題→知識とする、「→」の部分の両方が「IT」なのである。
つまり、データから「価値のある情報を切り出し知識を創り出すための技術」がITなのである。
いかにも概念的な答えではあるが。よく分からない訳である。
そもそも情報→知識とする時点で、万能解は存在しえないため、極所的な知識となる。
たとえネットワークが莫大な知識を溜め込んだところで、万能解は見つけられないだろう。


それでは、提供すべきITを考えてみる。
日本のIT産業では、情報→知識を得意としている。極所的な解を見つける手法である。
一方、アメリカなどのIT産業では、データ→情報を得意としているのではないかと思う。
それぞれに必要であり、両立せねば意味がない。