もったいない儲け話

浅間山が噴火して灰が被ってしまったキャベツを販売。
1000個が3時間で完売。価格は原価の50円/1個也。」
というニュースが流れてますねぇ・・・
実はコレ。灰を被ったキャベツはもともと灰を被る前から廃棄予定のものだったんです。
今年の猛暑でキャベツが豊作のために、「出荷すれば出荷するほど赤字」という事態だったのです。
ここで、「農産物価格安定制度」という制度を使って
農作物を廃棄する代わりに保険料を受け取るという具合に。
保険の受け取り条件は「完全廃棄」だそうです。
一個でも出荷し、金銭を受け取ると保険は受け取れないんだそうで。
金銭の受け渡しがなければいいんだそうですよ。
ということで、浅間山の近辺のキャベツは現在タダ。
運送コストだけで50円/1個というわけはありえないので、売れば売るほどバカ儲けのはず。
捨てるはずの物が浅間山噴火ということで、ある意味価値が付くというのは奇妙な話ですねぇ・・・