ニセ科学って・・・騙されすぎ。

ニセ科学を盲信する人々』が多過ぎないか?ということで。
しかしまぁ・・・「あるある大辞典の捏造」は何をいまさらと思うのです。
最近は"ニセ科学"が氾濫しているといわれてます。
水からの伝言」といい、今回の「納豆」といい、
マイナスイオン」といい、「ゲルマニウム」といい・・・
あまりに、妄信的に信じてしまう人が多すぎることにアホらしさすら感じます。
というか、世の中の人は疑問を持たんのだろうか。


私は学生として、研究の端くれをしているものとして、
「科学は万能ではない」と実感しています。
また、大学の先生で結論を言い切れる先生はいい加減な先生だと思います。
大学の先生は「条件は○○で・・・」とか、「○○と仮定して・・・」と「式は○○として・・・」
とゴニョゴニョ訳のわからんことを言うはずです。
なぜなら、シミュレーションするときに、すごい多くのパラメータを入力せなあかんからですよ。
そのパラメータも式が合っているか調べなあかんわけだし。
量子論や波動論や確率論が前提にあるとすれば、
理論構成にかなりの時間と手間がかかるでしょうし。
現代の科学は、複雑な体系のもとに成り立っています。
また、専門家の知識というのは細分化されており、
分野を横断した知識をお持ちの先生は少ないでしょう。
さらに、人間の体システムはコンピュータシステムよりも複雑です。
ゲノムが解明されても、人間がすべてわかったわけではありません。


どう考えても、ウソだ!と思えることを信じてしまう。
これは「思考停止」に他ならないと思います。
「地動説」をウソだ!といっていた時代ならまだしも、
理論的に考えれば「ありえないこと」を盲信するのは、「思考停止」でしょう。
そんな「思考停止」に陥っている人々を"現実に戻す"にはどうすればいいのでしょうか。
そんなことを最近思います。