製造業とサービス業。日本が目指すべき道とは。

クローズアップ現代スペシャル 「2008新マネー潮流」という番組を見た。
Bipolarization(二極化)・Globalization(アメリカ中心の経済主義)や
政府系ファンド・オイルマネーサブプライム問題など非常に面白いテーマだった。
規制緩和による経済過熱と規制強化による調整経済について。
国内需要企業とグローバル企業の生産性の差など。非常に勉強になった。


日本の産業の中心は今だ製造業だ。
「Over Quality(高すぎる品質)」。
日本の製造企業はこれを目指している。つまり技術第一主義だ。
しかし、日本の消費者や世界の発展途上国の消費者は
日本の製品にそれほど高すぎる品質を望んでいるだろうか?


そこで必要なものはOptimization(最適化)とLocalization(局部化)する必要だ。
これがサービス業だと思う。
モノの品質と価格のバランスを取り、お客の求めるサービスとして提供する。
日本にはその能力がめちゃくちゃ足りていない。
日本のモノは非常に良いものだ。ソフト・ハードとも技術力もかなりすごいと思う。
しかし、本当に魅力ある欲しい商品があるのだろうか・・・
その代表例が「携帯電話」だ。何百億円もかけてOverSpecのモノを作る。
しかし、日本で携帯電話を使ったサービスに目新しいものはそれほどない。
携帯電話で商売してる企業がモバゲーなんてビジネスでいいのだろうか。
あれが携帯サービスのトップ企業なんだろうか。というよりそれでいいのか?


個人的には「ソフト&ハード=モノ」「モノ&サービス=ビジネス」だと感じる。
日本の企業は「製造力にくらべてサービス力は貧弱」だ。
もう一度「ServiceQuality」について高めていくべきなのだろう。