愚痴について考える

ボクは必要以上に喋らないようにしている。
というかそんなにネタを持ち合わせていないということだろう。
ということでボクは人の話を聞く事が多い。
人の話とは多くの場合何らかの愚痴である。そしてつまらない話が多く、気分が悪くなる話ばかりだ。
愚痴では、他人を馬鹿にしたり、嘆いたり、落としたりする。つまりは陰口だ。
そして、「お前はどう思う?」と聞き返される。かつてボクは一言、
「くだらなく、つまらなく、建設的でなく、意味がない」とつい言ってしまった。
この対応はマズいのだ。特に女性にはマズい。粘着質な人にはもっとマズい。
愚痴を言う人は本当は陰口を言っている人の立場や本質などはどうでもいいのだ。
すべては、自分が救われたいとか誉めて欲しいとか楽をしたいとかに繋がっている。
そして、一番の理由はストレス発散だ。愚痴はストレス発散の意味が強いものである。
つまり、愚痴の返しは素直に同意してやることべきなのだ。本意であろうが無かろうが。


今日も無意味な話を横で聞き流しながら「どう思う?」と聞かれて、つい本質に触れてしまった。
「そんなことどうでもいいよ。文句は文句があるヤツに言わないと意味ないじゃない。俺に言っても無駄だよ。」
しまったと思わなかった。会話の、愚痴の『意味』を問う。これが意味の無い会話を打ち切る唯一の方法だ。
大人としてはどういう対応が正解なのだろうか。