最近はとても忙しくて

世の中はひどい不況だというのに、我が社はそれほどひどい状況ではないご様子。
リストラされない会社・・・ですが、忙しいのは確かです。


しかし、私の仕事の仕方は良く注意される。何かしら仕事が遅い。
そして出来が微妙で、よくわからん小難しい内容になっているらしい。
(つまり私にしか理解できないし、私自身説明を求められても上手く説明できない・・・)


最近気が付いたこととして、このIT業界は「能力の高さ」を求められるのでは全くない。
「仕事がわかりやすい」かつ「仕事が早い」が求められるということだ。
別に高度なことや立派なことが必要ではなく、
「10人居れば10人がわかる内容であり」かつ「納期より仕上げが早い」ことが
何よりも求められているのだと気づいた。


それは、誰でも出来るのではと思いつつ、実はノウハウはいろいろな人に分散されているため
『自分の出来る仕事と他人にお任せする仕事を切り分けする人』が「いい仕事してる人」ということである。
さらに言うと、自分のする仕事も他人に出来るだけ聞いたり資料を作成させたりして
自分の手を動かす前に他人の手を動かせる人が最も強い。
つまり、どれだけ現場にマネージメントできる人材が少ないかがわかる。
私は新入社員だが(現場に入って半年程度だが)、
求められるのは「高度なプログラミング技術」などのIT技術よりも
断然、上記の「タイムマネージメント」と「タクスマネージメント」である。
さらに見積もりや他社への提案などを行うようになると「コストマネージメント」などが追加される。
これがどの会社でも幹部クラスが足りないといわれる所以なのだろう。
実際にこの「マネージメント」が最も難しく、出来ている社員などほんの僅かなのだ。


リソースは無限ではない。これをマネージメントし最適化する。
IT社会だけでなく一般社会でも求められる。しかし、求められるハードルは果てしなく高い。